The fungus on the finder of LEICA M.

M型ライカのファインダーは構造上、
光軸ズレやレンズが欠けてしまう等のリスクのため分解の困難な部分が多いので、
ファインダーブロックの内部にカビが発生してしまうと、
通常は除去不可ということになってしまいますが、
除去出来る場合もあります。
画像はM4のファインダーです。
対物レンズの奥にカビがありましたが、
この場合、軽度のカビでしたので、きれいに除去できました。

同じ箇所でもカビがコーティングやガラス面に浸食している場合は、
除去してもカビ痕が残ったり、コーティングが剥がれたりしてしまいます。
こういった類いの修理は実際に作業をしてみないと、修理の可否は判断できない場合が多いですが、無理をしない範囲で出来る限り改善したいと考えています。