東京・大森 カメラのペイントとライカの修理・塗装・レストアショップのルミエールです。掲載商品のお問い合わせは、Eメールhad65580@ams.odn.ne.jpもしくは電話03-3763-7481までお気軽にどうぞ。(担当:タカハシ) 

M3のコマ間

先日、塗装とオーバーホールをしたM3をお客さまに返却したのですが、
「試し取りをしたところコマ間にバラつきがありコマとコマがくっついてしまっている」
との連絡がありましたので、急遽おあずかりしチェックしたのですが、
予想していたフィルム送り用のスプロケットのガタ(遊び)が無かったので、
すぐに白黒フィルムを装填して試写して現像しました。

結果はバラつきはほとんど無く、コマ間は1mmくらいの幅で写っていました。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、M3の70万台、80万台くらいまでは、
コマ間が狭くなってしまいます。

これはフィルムガイドレールに挟まれた開口部(一コマの範囲を決める枠)が、
件の前期型(便宜的に前期型とします)のM3は広く開いているからなのですが、
実際に計ると36.3mmもあります。
R0011367.jpg

それ以降のM3やM2、M4等は35.5mmですので、0.8mmもの差があります。
R0011366.jpg

通常の35mmカメラで撮影したフィルムのコマ間は2mm程度ですので、
この0.8mmの差は大きく影響します。

それでも標準レンズなら1mmくらいのコマ間が確保されますが、
広角レンズを装着するとコマ間はほとんど無くなり、
超広角レンズにいたってはコマとコマがくっついてしまいます。

ご連絡をいただいたお客様の場合も、
ズミクロン50mmとスーパーアンギュロン21mmで試写したとのことで、
バラつきというのも、レンズの違いだったそうで、ご理解をいただきました。

このことは有名なライカの分類学的な本などにも記載されていないですし、
フィルム送りの不良だと思ってしまうのも無理はありませんよね。
実際にこの件でのお問い合わせと修理おあずかりも今まで多数ありました。

ちなみにこの前期型M3は天地方向にも0.6mm広く開口していまして、
パーフォレーションにまで像が及んでしまいます。

(長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます)



R0011370.jpg
試写したフィルムを現像するついでに、
数ヶ月前に撮ったまま放置してあったアクロスも一緒に現像しちゃいましたが、
薄くて寝ぼけた感じのネガになってしまいました。
現像液の保管容器にマジックでJan2006・・・
3年前に作ったミクロファインでした~
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