東京・大森 カメラのペイントとライカの修理・塗装・レストアショップのルミエールです。掲載商品のお問い合わせは、Eメールhad65580@ams.odn.ne.jpもしくは電話03-3763-7481までお気軽にどうぞ。(担当:タカハシ) 

ルミエールペイント、M型ライカの塗装個所について。

弊店でM型ライカをブラック塗装する場合の標準的な仕様の写真を掲載いたします。

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写真はM3ですが、塗装個所はM2の場合もほぼ同様になります。

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M4の場合は、特に指定が無ければ、シャッターボタンの指受け皿、シャッターダイヤルの留めネジの頭、アクセサリーシューの4本の留めネジの頭もクロームのまま残します。(ご希望により、これらを塗っても追加費用はかかりません)

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バックドアの枠とフィルムインジケーターも塗りますが、その為にバックドアのグッタペルカは剥がさなくてはなりませんので、シボパターンの似た張り革に張り替えます。(張り替えたばかりの張り革は艶がありませんが、ご使用いただくうちに艶が出て来て、ほとんど違和感が無くなります。)

バックドア横のガードはちりめん塗装が所々剝がれているものが多いですが、通常はサービスで、写真のように疑似ちりめん塗装を施し補修しております。

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クロームのまま残してある部分も、ご希望により黒塗装する事が可能ですが、追加費用が発生します。


アイレットについて

ルミエールペイントの標準仕様ではアイレットは塗装しませんが、条件が合えば有料にてお受けします。

M型ライカもバルナックライカもアイレットはボディシェルにカシメで留めてありますので外せません。そのために、塗装に際して二つの不都合があります。一つはメッキを剥離して真鍮出しする行程、もう一つは塗装の際の焼付けの行程です。

まず、グッタペルカが貼ってある状態ではメッキ剥離ができませんし、グッタペルカを剥がしたとしても、ライカのボディシェルはアルミ合金製ですので、メッキを剥離する薬品に浸けるとアルミ合金が溶けてしまいます。

薬品に浸けずにヤスリも使わずにメッキを剥がす為に、弊店ではサンドブラストを使用しています。通常、グッタペルカが傷んでいるので張り替えが必要な状態の場合に、お受けしています。

作業としては、分解してメーンフレームから外したボディシェルからグッタペルカをきれいに剥がし、アイレット以外の部分を完全にマスキングしてサンドブラストで剥がします。

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(サンドブラストでメッキを剥がし、真鍮の地が出た状態)

グッタペルカを剥がせば焼付け塗装ができますので、焼付塗料を用いてアイレットを塗装します。

グッタペルカを剥がした状態ですとバックドア横のガード部分も疑似ちりめんではなく本当のちりめん塗装ができますので、ご希望でしたら有料にてお受けできます。

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(アイレット焼付塗装の後、革張替して組み上がったレザートーン仕様のM3です)

ルミエールカメラのホームページ:カメラの塗装

↑塗装の費用などはこちらのページをご参考にしていただけますが、こちらに載っていないスペシャルオーダーや、ご不明な点などございましたら、お気軽にメールや電話でお尋ね下さい。
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当ブログは2008年10月15日に開設し、ルミエールのカメラ修理・塗装担当のタカハシが運営しています。

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